経営者メッセージ

当連結会計年度におけるわが国経済は、各国の景気刺激策や中国を始めとした新興国の内需拡大に牽引され、企業収益に一部改善が見られました。
しかしながら、景気の自律回復力は弱く設備投資は弱含み、失業率は高水準で推移しました。
また、個人消費の低迷やデフレの長期化、海外景気の下振れ懸念等、依然として厳しい情況が続いています。
このような情況のなか当社グループは、新規事業・新製品・新サービスの企画・研究・開発を推進するとともに、原価低減と経費削減を推進し、引き続きコスト競争力の強化に努めました。
またパチンコ関連事業の強化を目的に、2009年11月に株式会社ニフコアドヴァンストテクノロジーの株式を取得(70%:連結子会社)しました。
売上高につきましては、パチンコ関連事業では、パチンコ制御基板において、株式会社ニフコアドヴァンストテクノロジーの業績が寄与し、売上高は増加しましたものの、遊技機メーカーの競争激化による遊技機1機種当たり販売台数の更なる減少により、営業利益は厳しい情況で推移しました。
また情報・通信関連事業につきましては、イスラエルにある子会社セレブライト社のモバイルデータトランスファー機器の販売が順調に推移しましたものの、個人消費の低迷等によりデジタルコンシューマー機器の販売が低調に推移しました。
この結果、2010年3月期の業績は、連結売上高は154億51百万円(前年同期比12.7%増)、連結営業利益は、8億95百万円(前年同期比16.7%減)、連結経常利益は、9億62百万円(前年同期比11.0%減)、連結当期純利益は、6億6百万円(前年同期比19.5%増)となりました。
今後の見通しとしましては、各国の景気対策の継続により個人消費が持ち直し、新興国の成長に支えられ、景気回復に向かうと思われるものの、デフレの長期化等先行き不透明な情況が継続すると思われます。
このような状況のなか、当社グループとしましては、引き続き生産効率・品質 およびコスト競争力の向上に努めるとともに、新規事業・新製品・新サービスに対する研究開発を積極的に推進し、売上の回復と収益の拡大を図ってまいります。
当面の対処すべき課題として、以下の3つに取り組んでまいります。
① アミューズメント関連分野でのシェア拡大
② IT、コンテンツ、通信関連分野での新たな顧客価値の創造
③ グローバル市場におけるビジネス構築及び拡大
具体的には、お客様の信頼を得つつ、売れる商品・サービスとは何かに徹底的にこだわり、企画・開発・販売戦略をもって新たな価値を提供し、収益に貢献するビジネス展開を図ります。また外部の視点・ノウハウを積極的に活用し、変化はチャンスと考え、 失敗を恐れず、M&Aをも視野に入れ、更なる成長を目指して、ワールドワイドで取り組んでまいります。
今後とも、より一層のご支援・ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
代表取締役社長 吉田喜春