注意:このコーナーは『Seventh Blood Vampire・本編』とはあんまり関係ありません。
第10回:まぼろしのエンディング
*この回は
エンディングについてのネタバレがあります!
未プレイの方は、この回だけでも
プレイ後に読むことを強くオススメします!
* * *
レナ:
「さて、今回はエンディングのお話…」
「7thBVには<エンディングが3つ>と<バッドエンドが3つ>存在します」
「もう、全部プレイしてくれた人もいるかな?」
「バッドエンドからもいろんな真実が垣間見えるので、まだ見てない方もいつかプレイしてみてくださいね」
フレディ:
「そうそう。全部(前編のバッドエンドのぞく)見ると、エクストラが解放されるから、そっちも合わせて楽しんでくれると嬉しいな」
「にいちゃんが単なるひねくれ者だっていうのがよくわかります」
アーウィン:
「ふん」
フレディ:
「やー、今回も増えちゃったね!エンディング!」
レナ:
「え?もともと、このくらいのエンディングを作る予定だったんじゃないの?」
フレディ:
「いや。実は、今回はひとつしかエンディングを作らない予定だったんだ」
「でさー、実はさー、危うく、オレ、殺されるとこだったって知ってた?」
レナ:
「ええーっ!?」
アーウィン:
「…今だって、生死不明のエンディングはあるだろう?それに、そもそもおまえは…」
フレディ:
「あっ、にいちゃん、そのへんデリケートだからあんまりハッキリ言わないでね!」
「えーとね、そうじゃなくて、エンディングが1本しかなかった頃に、オレが死んだままっていう結末も考えられてたの」
レナ:
「エンディングがひとつしかない状態で!?フレディ、死んだまま!?」
フレディ:
「そう」
レナ:
「そんなの、やだあっ!」
アーウィン:
「…なんて惜しいことを」
フレディ:
「そこ!なんか言った?」
レナ:
「良かったね、そのまんまじゃなくて…良かったねええっ!」
アーウィン:
「なぜ、その(すばらしい)案は没になったんだ?」
フレディ:
「いやー、そもそもは今のトゥルーエンド通りの結末だったんだけど」
「そこに至るために、いろんなことをどこかで説明しなくちゃいけなくてさあ」
「それがすーーごい、大変だったらしいのね」
「それで、ぶち切れた担当が『もうコイツ殺しとこう』
って…」
レナ:
「ええー…」
フレディ:
「殴り書きだったけど、一応、そのバージョンのエンドも書かれたんだよ」
「ただ…」
アーウィン:
「ただ?」
フレディ:
「担当さえ、唖然とするほど、暗い結末になった…」
レナ:
「…………」
フレディ:
「結局、開発スタッフの誰にも見せることなく、その案はボツになったんだって」
「やー、良かったねえ。あんな結末だったら、オレ、のんきにコラムとか出てこれないとこだったよー」
アーウィン:
「どんな死に方しても、おまえはのんきに出てきそうだがな」
フレディ:
「そのあと、1本しかなかったエンディングに、別の結末が用意されて、めでたく今のカタチに落ち着いたんだよ」
「一応、こちらが設定したトゥルーエンドはこれっていうのはあるんだけど、でも、どれがベストでトゥルーかは、それぞれが気に入ったやつってことで!」
「自分のお気に入りのエンディングを探してみてね!」
アーウィン:
「…そのまぼろしのエンディングはバージョンアップで、今のエンディングと差し替えられたりしないのだろうか…」
フレディ:
「し・ま・せ・ん!」
最終回へ続く…。