製品・サービス
ハードウェア技術とソフトウェアを融合した
製品とサービスで、
お客様ひとりひとりにあわせた最適解をご提供します。
LBX8110
IoTエッジコンピュータ
-
品名
LBX8110
-
コード
11S-LBX8110
-
標準価格
オープンプライス
-
JANコード
4907940130858
-
発売日
2023年9月7日発売
-
同梱品
スタートアップマニュアル
※別途オプション品をご購入ください。
LBX8110は、OSにLinuxを搭載し、設備・機器との通信やエッジコンピューティング処理などのアプリケーションを本体に組み込むことができます。ユーザ独自のIoTエッジコンピュータを実現し、新たなサービスやビジネスモデルの創造を可能にします。
製品特長
Debian11(Linux OS)搭載
堅牢で信頼性の高いDebian11を搭載しています。アプリケーションを自由に設計・開発し、LBX本体に搭載することで様々な機器の操作やソリューションの実現が可能です。
また、基本的な設定についてはWeb設定ツールが用意されており、簡単に設定を行うことができます。
NXP i.MX 8M Plus搭載
Arm Cortex-A53(1.6GHz)クアッドコアのプロセッサ「i.MX 8M Plus」を採用しています。NPU搭載(※)で高効率なエッジAIや機械学習等の処理を高速かつ省電力で実行することができます。
(※)ファームウェアアップデートにより対応予定
豊富な搭載メモリ
2GBのメインメモリ、20GBのオンボードストレージを搭載し、容量の大きなアプリケーション運用に対応しています。またMicroSDXCカードによるストレージの容量拡張も可能です。
高い耐環境性能
ー20℃から+70℃までの動作温度に対応。その他、ノイズや振動の試験をクリアしており、過酷な環境でも安定した稼働が可能です。
OSリカバリ機能
メインで使用する「ユーザOS」の他に、リカバリ用に「メンテナンスOS」を搭載しております。万が一ユーザOSがクラッシュした場合でも、メンテナンスOSが動作しバックアップファイルを読み込むことでユーザOSを復旧することができ、アプリケーションやデータを保全し安定運用を可能にします。
デュアルSIM対応で冗長化を実現
SIMスロットが2個備わっており、それぞれ異なるキャリアのSIMを挿入することで冗長化(WAN側)が実現します。これによりキャリア網障害発生時には主回線から副回線に自動切換えができますので回線の通信断を防ぎ、遠隔監視・制御、データ収集など止めることなく運用することができます。
長期安定運用実現
電波状態による通信エラーなどを防ぐため、定時リセット設定や、死活監視など、自己復帰が可能な機能「ASC(Autonomous Stable Connection)」を搭載し、無人環境下でも安定運用を提供します。
インタフェース拡張に対応
各種インタフェースを追加拡張できる拡張ボードを2枚まで搭載することが可能です。シリアル通信(RS232C/RS485)や接点入出力(アナログ/デジタル)、無線(Bluetooth®/GNSS等)の機能に対応した拡張インタフェースを追加予定です。ハードウェア開発の手間をかけずに追加実装することができます。
IoT/M2M遠隔管理サービス「SunDMS」に対応
安心・安定運用をより高い次元で行うため、ファームウェアの更新やログ、温度電圧管理、死活監視などの遠隔集中管理機能を提供します。
主な機能
【デバイス監視】
死活監視/状態監視
【デバイス制御】
OS切替/ファームウェア更新/アプリケーション配信/SSH秘密鍵の配信/再起動(ウォーム/コールドリブート)/システムログの取得/SSHリモートポートフォワードの接続・切断
【デバイス設定】
バックアップ設定・おやすみモード設定・電源制御機能設定などのスケジュール機能/OS復旧設定(メンテナンスOSで復旧する際の動作設定)
【その他機能】
機器ステータス情報出力/電波環境調査
仕様一覧
項目 | 仕様 | |||
---|---|---|---|---|
システム | メインSoC | CPU | NXP i.MX 8M Plus (Arm Cortex-A53(1.6GHz)×4 +Arm Cortex-M7) |
|
NPU ※2 | 2.3TOPS | |||
GPU ※2 | 有り | |||
メインメモリ | 2GB(LPDDR4-SDRAM) | |||
内部ストレージ | 20GB(eMMC pSLCモード) | |||
拡張ストレージ | MicroSDカードソケット×1(SDXC対応) | |||
サブマイコン | Renesas RL78/13 R5F100BAANA | |||
インタフェース | 無線 | モジュール | LTEモジュール搭載 (AM Telecom AMM574) 3キャリア対応 |
|
SIMスロット | nanoSIM × 2 | |||
アンテナコネクタ | SMA レセプタクル×2 (内蔵アンテナと個別切り替え) | |||
対応バンド | B1(1920~1980MHz(UL)、2110~2170MHz(DL)) B8(880~915MHz(UL)、925~960MHz(DL)) B18(815~830MHz(UL)、860~875MHz(DL)) B19(830~845MHz(UL)、875~890MHz(DL)) B39(1880~1920MHz(UL)、1880~1920MHz(DL)) |
|||
有線 | LAN | 1000BASE-T / 100BASE-TX / 10BASE-T×2 (MDI/MDI-X自動判別) |
||
USB | USB3.0/HOST機能対応×1 | |||
拡張ボード ※1 | ソケット数 | 2個 | ||
LED | 10個(赤/緑1個、緑9個) | |||
スイッチ | 設定スイッチ | 4極(2極はブートデバイス用、2極はユーザ開放用) | ||
Pushスイッチ | 2個(1個はシャットダウン用) | |||
電源 | 入力電圧 | DC 5~27.4V (±5%) | ||
消費電力 | 8W(最大)/5W(平均)/3.5W(おやすみモード) ※本体のみ |
|||
環境条件 | 動作温度 | -20~70℃ | ||
動作湿度 | 25%~85% (結露なきこと) | |||
重量 | 約450g(本体のみ) | |||
外形寸法 | 約169(W)×105(D)×42(H) 単位mm (突起部、取付金具除く) | |||
材質 | 樹脂+鋼板 | |||
アップデート | APT(パッケージ管理ソフト)によるアップデート SunDMSによるアップデート |
|||
SunDMS | 死活監視 メンテナンスOS/ユーザOS切り替え システム復旧開始通知/終了通知(メンテナンスOS限定) SSHリモートポートフォワード 接続モードと通信頻度設定変更 秘密鍵ファイル配信機能 アプリケーション配信機能(Debianパッケージ) ファイル配信機能(メンテナンスOS限定) 再起動指示(ウォームリブート) 再起動指示(コールドリブート) メンテナンスOSファームウェア更新機能 ファイルアップロード機能(メンテナンスOS限定) システムログ取得 診断情報取得(ユーザOS限定) |
|||
MTBF | 約300,000時間 (本体のみ) | |||
製品含有化学物質 | RoHS2対応 | |||
規格 | ・JIS D 1601-1995 3種-A種 ・VCCI クラスA |
|||
保証 | 1年間 | |||
オプション品 ※1 | 外部LTEアンテナ、ACアダプタ、固定金具、拡張ボード |
OS | Linuxカーネル | Linux5.10 | ||
---|---|---|---|---|
ディストリビューション | Debian11 | |||
システム管理 | systemd | |||
ドライバサポート | UART、Ethernet、GPIO、I2C、SPI、USB(HOST) リアルタイムクロック |